日本刺繍 森繍

伝統工芸刺繍作家
日本工芸会正会員 森康次 公式ホームページ

平面-2

交差・螺旋・光跡    新しい試み

刺繍のことですけど
私は こんなもんではないって   思っているのです。
岸本景春  平野利太郎 という刺繍作家に大きな影響を受けて
このお二人の作品に 
刺繍と言う表現技法の可能性に
とんでもない 衝撃を受けたのです。  
もう30年も40年も昔の事。
今   刺繍はね  
「こんなもんではないはず」  と  いつも気になることが在るのです。 

「もっと面白くて 豊かで 表現技法としては非常に優れている。」 と
そう思っているのです。
刺繍だけで  糸だけで  世界はもっと広がると そう思っているのです。
この仕事をして56年になりますが 刺繍の可能性はもっと奥深い と
そんな事を真剣に考えているのです。
2016年8月  ず~~っと考えて いっぱい書き溜めたデザインを
生地の上に置いた見ました。 
そんな思いで取り掛かったの新しい 試みです。

日本刺繍アトリエ森繍の公式instagramでも、随時、作品の紹介をしています。
こちらもぜひご覧ください。



交差-19
2017年  6点目

今年に入ってから6点目 交差18と同じデザインだが 地色と構図 を変えた。
白地とブルー地  構図の違いで変化を出し 展示を工夫したいと思います。

インスタグラムでも発表しているのだが 「これは 何刺繍 ですか?」とコメントを頂いた。
う~~ん そんなことは考えたこともなかった。
そう言えば 刺繍には 刺しヌイ 菅ぬい ケシぬい 駒ぬい などなど その技法に 名称 が付いている
(京ぬい 加賀ぬい  などは産地名 だが、 これはさておいて) 
ここに発表している刺繍 さて何と言えばよいのやら、
ちょっと困っている。  別に 名称などいらないと思うのだが。

                                                    2017年7月7日


交差-18
   
2017年 5点目


                                                  2017年5月11日



交差-17(螺旋)
   
2017年 4点目

白地への刺繍はいくつか制約があって 気を使うが 
白地ゆえの美しさが魅力的で 無視できない 回避できない。
交差と螺旋の組み合わせ 
面積は今までで一番大きい
                                                  2017年3月23日



光跡-3

2017年 3点目
                                                   2017年3月2日



光跡-2

2017年  2点目  白地 裏に回った糸が表に写るので 濃い色が使えない。
ギリギリの濃度  ちょっとお気に入りなのです。
                                                   2017年2月6日



交差-16

デザインしかけの始めは「光跡」ではじめたのだが どうしても解決したいところが出てきて
そこの辺りを触っていたら 「交差」になってしまいました。
黒地が多かったのですが 今回は「白地」
白は綺麗なのですが 白ゆえの欠点があって 濃い色が使えない。
それはそれとしての制約と割り切ればいいのですが・・・・・。
                                                  2017年1月23日



螺旋-3

                                                 2016年12月20日



螺旋-2

                                                 2016年12月10日



螺旋-1

直線だけで構成されたデザインとして いくつかの 交差線 を
作ってきたが それだけでは 説明できない デザインが 誕生した。

「交差」 「螺旋」 「光跡」 と名付けて 範囲分けをしなくてはならない。

取りあえず  螺旋-1 を。
                                                  2016年12月1日



交差-15

交差は とうとう 15 まで進行
このシリーズは 着物や帯などの 和装品 の刺繍に向いていない。
「針足」と言っている 一針 の  糸の渡り が長すぎるからです。
刺繍での表現技法 としての あくまでも手段。
専用のかっこいい額に入れようとおもっている。
「額装」となると それはそれで 形とか色とか 考えなくてはならないことが幾つもあって・・・・
まだ キャンパスに張ったままにしてあるのです。
何時か 壁面を「交差」と「光跡」と「螺旋」で気の向くままに展示してみたい。
   
                                                 2016年11月22日



交差-14

                                                 2016年11月13日



交差-13

この紬地も昔々に頂いたもの
何時か何かしたくて大事に残していたもの。
6花の中心に染料で少し色を刺して・・・
好んでする方法ではないが これも また ありかと。

直線で構成するデザインもいろいろ詰めていくと
「交差」だけでないようになって
例えば 「光跡」だったり「螺旋」だったりする。
今後 「交差」  と  「光跡」  と  「螺旋」に
区別しなくてはならなくなった。
                                                  2016年11月6日



交差-12

昔 昔に頂いた 紬地 をベースに使って。 
背景の演出もそれなりの課題。
                                                 2016年10月29日



交差-11

「円」だけの 構成
「円」の作り方はいくつもあるのだが
一筋の糸の重なり(交差)で様々な「円」を作り
それで構成する。
中心に 小さな花 を 配置。
                                                 2016年10月23日



交差-10

キャンパスは「木製パネルジャケット版」
「 糸一筋 」の 交差で模様を構築
中心に 「刺しぬい」で八重付きの6花 
地色は黒 試作の段階とはいえ少し固まってきた。
                                                 2016年10月16日



交差-9

10点目の発表
6角形 になり 七宝 になり  6花 になる。
直線の交差が予期せぬ形に進化する それをある目的をもって 構築する。
線画の内側を刺繍糸で埋め尽くすという今までの 刺繍の概念とは
ほど遠い。
しかし まだまだ  試作の段階。
                                                 2016年10月10日



交差-8

「円」と「6角形」の構成
この一連の作品の中でも ちょっと お気に入りなのです。
                                                  2016年10月5日



交差-7

糸の重なりでもって「円」を作る。
円形は最も超人的で不思議な形です。
生活の中にはいっぱいある「円」コンパスでしか正確な円は描けないです。
月も地球も星はみんな「まん丸」です。
これがどうしてかいつも不思議に思っているのです。

まん丸は 古代から今日に至るまで 始まりも終わりもない永遠を表す印。
試行錯誤の末 ここへたどり着くも
まだまだ試作の段階。
                                                  2016年9月29日



交差-6

久し振りに F-0 のキャンパスを使いました。
「星形」の組み合わせなのですが・・・試作です。
                                                  2016年9月24日



交差-5

交差-4での作図をある目的をもって、重ねると中心の「地空き」が6角形になる。
その時できた「形」を意識的に繋げていき 「3角形」の「地空き」をつくる。
時として  何を刺繍するかでなく どの様な地空きを作るか
それをテーマに それを課題とする時がある。 
いかにして 美しい3角形と6角形 を作るかそれが問題。                   2016年9月17日




交差-4

生地に転写した「下絵の模様」に沿って色糸を使い「ぬい進める」 
今までの刺繍の、そのような概念ではなく
「糸の重なり」に重きを置いた構成。
                                                  2016年9月12日



交差-3

昭和43年4月に発行された 高橋正人 さんの 「視覚造形の基礎」 を読んでいる。
48年前の本で 長い間 本棚で埃をかぶっていたのだが
数学的形態と現代造形  と言う ここの論文が衝撃的で久し振りに熱くなった。
何回も読んだはずなのに この感動は この衝撃は何なのかと そんなことを考えながらの作図。

今回の 構築は  三角形
                                                   2016年9月7日



交差-2

直線の移動による放物線の構成は時として「 七宝 」 模様になる
色を使わずあえてモノトーンで。
                                                  2016年9月2日



光跡-1

                                                      
ある基点から放たれた2つの光が 出会い すれ違う時
予期せぬ形が生まれます。
                                                   2016年8月25日



交差-1

針を出したところから刺したところまでの一筋の糸 を  一針 といいます。
この一針の糸をある秩序に沿って 交差 さすのです。
その時にできた形を構築すると様々な模様になります。
                                                   2016年8月19日