日本刺繍 森繍

伝統工芸刺繍作家
日本工芸会正会員 森康次 公式ホームページ

平面-2

交差・螺旋・光跡    新しい試み

刺繍のことですけど
私は こんなもんではないって   思っているのです。
岸本景春  平野利太郎 という刺繍作家に大きな影響を受けて
このお二人の作品に 
刺繍と言う表現技法の可能性に
とんでもない 衝撃を受けたのです。  
もう30年も40年も昔の事。
今   刺繍はね  
「こんなもんではないはず」  と  いつも気になることが在るのです。 

「もっと面白くて 豊かで 表現技法としては非常に優れている。」 と
そう思っているのです。
刺繍だけで  糸だけで  世界はもっと広がると そう思っているのです。
この仕事をして56年になりますが 刺繍の可能性はもっと奥深い と
そんな事を真剣に考えているのです。
2016年8月  ず~~っと考えて いっぱい書き溜めたデザインを
生地の上に置いて見ました。 
そんな思いで取り掛かったの新しい 試みです。

日本刺繍アトリエ森繍の公式instagramでも、随時、作品の紹介をしています。
こちらもぜひご覧ください。

交差ー24
綿密な計画性がその完成度を支えていると思っている。
時間も労力かかるし イラつくし 迷路に迷い込んで なかなか脱出できないときもあるけど
デザインしているときが あれやこれや考えているときが 一番楽しい。
                                                    2018年12月8日


交差ー23
物理 数学 哲学 美術は人間の純粋な思考から、
文学 法律 文化は人間の生活の中での出来事  言わば 後付け。
物理 数学は 数式で表すことができて 極めていくと 其の数式は美しくなる。 
今挑戦している 交差 光跡 螺旋は そんな感じがするのだけど。
難しいことは良く分からない。
形と色を追いかけているだけ。

                                                 2018年11月17日


交差ー22
交差ー20 の続きです。
黄色から紫色 まで 8色の図形が繋がります。
構造上パネルは3種になります。 展示の工夫も考えながら構成するところまで進みました。

                                                 2018年10月24日





交差ー21
交差20と同じ「円」の構成ですが 意識しているのは 「正方形」なのです。
その 円の中心にある [ 四方形 ] がある角度で傾くように。
大きな収穫です。

                                                   2018年9月6日




交差-20
実に1年ぶりの制作で ず~~っと気になっていた 「 円 」 の構成なのです。
構造上、制限と限界がありますので 長方形を中心に左右に正方形伴う3部作での構成。
中心の長方形はただいま製作中。



                                                  2018年7月13日




交差-19
2017年  6点目

今年に入ってから6点目 交差18と同じデザインだが 地色と構図 を変えた。
白地とブルー地  構図の違いで変化を出し 展示を工夫したいと思います。

インスタグラムでも発表しているのだが 「これは 何刺繍 ですか?」とコメントを頂いた。
う~~ん そんなことは考えたこともなかった。
そう言えば 刺繍には 刺しヌイ 菅ぬい ケシぬい 駒ぬい などなど その技法に 名称 が付いている
(京ぬい 加賀ぬい  などは産地名 だが、 これはさておいて) 
ここに発表している刺繍 さて何と言えばよいのやら、
ちょっと困っている。  別に 名称などいらないと思うのだが。

                                                    2017年7月7日


交差-18
   
2017年 5点目


                                                  2017年5月11日



交差-17(螺旋)
   
2017年 4点目

白地への刺繍はいくつか制約があって 気を使うが 
白地ゆえの美しさが魅力的で 無視できない 回避できない。
交差と螺旋の組み合わせ 
面積は今までで一番大きい
                                                  2017年3月23日



光跡-3

2017年 3点目
                                                   2017年3月2日



光跡-2

2017年  2点目  白地 裏に回った糸が表に写るので 濃い色が使えない。
ギリギリの濃度  ちょっとお気に入りなのです。
                                                   2017年2月6日



交差-16

デザインしかけの始めは「光跡」ではじめたのだが どうしても解決したいところが出てきて
そこの辺りを触っていたら 「交差」になってしまいました。
黒地が多かったのですが 今回は「白地」
白は綺麗なのですが 白ゆえの欠点があって 濃い色が使えない。
それはそれとしての制約と割り切ればいいのですが・・・・・。
                                                  2017年1月23日



螺旋-3

                                                 2016年12月20日



螺旋-2

                                                 2016年12月10日



螺旋-1

直線だけで構成されたデザインとして いくつかの 交差線 を
作ってきたが それだけでは 説明できない デザインが 誕生した。

「交差」 「螺旋」 「光跡」 と名付けて 範囲分けをしなくてはならない。

取りあえず  螺旋-1 を。
                                                  2016年12月1日



交差-15

交差は とうとう 15 まで進行
このシリーズは 着物や帯などの 和装品 の刺繍に向いていない。
「針足」と言っている 一針 の  糸の渡り が長すぎるからです。
刺繍での表現技法 としての あくまでも手段。
専用のかっこいい額に入れようとおもっている。
「額装」となると それはそれで 形とか色とか 考えなくてはならないことが幾つもあって・・・・
まだ キャンパスに張ったままにしてあるのです。
何時か 壁面を「交差」と「光跡」と「螺旋」で気の向くままに展示してみたい。
   
                                                 2016年11月22日



交差-14

                                                 2016年11月13日



交差-13

この紬地も昔々に頂いたもの
何時か何かしたくて大事に残していたもの。
6花の中心に染料で少し色を刺して・・・
好んでする方法ではないが これも また ありかと。

直線で構成するデザインもいろいろ詰めていくと
「交差」だけでないようになって
例えば 「光跡」だったり「螺旋」だったりする。
今後 「交差」  と  「光跡」  と  「螺旋」に
区別しなくてはならなくなった。
                                                  2016年11月6日



交差-12

昔 昔に頂いた 紬地 をベースに使って。 
背景の演出もそれなりの課題。
                                                 2016年10月29日



交差-11

「円」だけの 構成
「円」の作り方はいくつもあるのだが
一筋の糸の重なり(交差)で様々な「円」を作り
それで構成する。
中心に 小さな花 を 配置。
                                                 2016年10月23日



交差-10

キャンパスは「木製パネルジャケット版」
「 糸一筋 」の 交差で模様を構築
中心に 「刺しぬい」で八重付きの6花 
地色は黒 試作の段階とはいえ少し固まってきた。
                                                 2016年10月16日



交差-9

10点目の発表
6角形 になり 七宝 になり  6花 になる。
直線の交差が予期せぬ形に進化する それをある目的をもって 構築する。
線画の内側を刺繍糸で埋め尽くすという今までの 刺繍の概念とは
ほど遠い。
しかし まだまだ  試作の段階。
                                                 2016年10月10日



交差-8

「円」と「6角形」の構成
この一連の作品の中でも ちょっと お気に入りなのです。
                                                  2016年10月5日



交差-7

糸の重なりでもって「円」を作る。
円形は最も超人的で不思議な形です。
生活の中にはいっぱいある「円」コンパスでしか正確な円は描けないです。
月も地球も星はみんな「まん丸」です。
これがどうしてかいつも不思議に思っているのです。

まん丸は 古代から今日に至るまで 始まりも終わりもない永遠を表す印。
試行錯誤の末 ここへたどり着くも
まだまだ試作の段階。
                                                  2016年9月29日



交差-6

久し振りに F-0 のキャンパスを使いました。
「星形」の組み合わせなのですが・・・試作です。
                                                  2016年9月24日



交差-5

交差-4での作図をある目的をもって、重ねると中心の「地空き」が6角形になる。
その時できた「形」を意識的に繋げていき 「3角形」の「地空き」をつくる。
時として  何を刺繍するかでなく どの様な地空きを作るか
それをテーマに それを課題とする時がある。 
いかにして 美しい3角形と6角形 を作るかそれが問題。                   2016年9月17日




交差-4

生地に転写した「下絵の模様」に沿って色糸を使い「ぬい進める」 
今までの刺繍の、そのような概念ではなく
「糸の重なり」に重きを置いた構成。
                                                  2016年9月12日



交差-3

昭和43年4月に発行された 高橋正人 さんの 「視覚造形の基礎」 を読んでいる。
48年前の本で 長い間 本棚で埃をかぶっていたのだが
数学的形態と現代造形  と言う ここの論文が衝撃的で久し振りに熱くなった。
何回も読んだはずなのに この感動は この衝撃は何なのかと そんなことを考えながらの作図。

今回の 構築は  三角形
                                                   2016年9月7日



交差-2

直線の移動による放物線の構成は時として「 七宝 」 模様になる
色を使わずあえてモノトーンで。
                                                  2016年9月2日



光跡-1

                                                      
ある基点から放たれた2つの光が 出会い すれ違う時
予期せぬ形が生まれます。
                                                   2016年8月25日



交差-1

針を出したところから刺したところまでの一筋の糸 を  一針 といいます。
この一針の糸をある秩序に沿って 交差 さすのです。
その時にできた形を構築すると様々な模様になります。
                                                   2016年8月19日