日本刺繍 森繍

伝統工芸刺繍作家
日本工芸会正会員 森康次 公式ホームページ

平面-2

交 差 線 - 2    新しい試み

刺繍のことですけど
私は こんなもんではないって   思っているのです。
岸本景春  平野利太郎 という刺繍作家に大きな影響を受けて
このお二人の作品に 
刺繍と言う表現技法の可能性に
とんでもない 衝撃を受けたのです。  
もう30年も40年も昔の事。
 今   刺繍はね  
「こんなもんではないはず」  と  いつも気になることが在るのです。 

「もっと面白くて 豊かで 表現技法としては非常に優れている。」 と
そう思っているのです。
刺繍だけで  糸だけで  世界はもっと広がると そう思っているのです。
この仕事をして56年になりますが 刺繍の可能性はもっと奥深い と
そんな事を真剣に考えているのです。
2016年8月  ず~~っと考えて いっぱい書き溜めたデザインを
生地の上に置いた見ました。 
そんな思いで取り掛かったの新しい 試みです。     

日本刺繍アトリエ森繍の公式instagramでも、随時、作品の紹介をしています。
こちらもぜひご覧ください。


交差ー16 (螺旋)
2017年 4点目

白地に刺繍はいくつか制約があって 気を使うが 
白地ゆえの美しさが魅力的で 無視できな 回避できない。
交差と螺旋の組み合わせ 
面積は今までで一番大きい
                                                   2017-3-23



光跡 ー 3
2017年 3点目
                                                     2017-3-2


光跡 - 2
2017年  2点目  白地 裏に回った糸が表に写るので 濃い色が使えない。
ギリギリの濃度  ちょっとお気に入りなのです。




交差ー15
デザインしかけの始めは「光跡」ではじめたのだが どうしても解決したいところが出てきて
そこの辺りを触っていたら 「交差」になってしまいました。
黒地が多かったのですが 今回は「白地」
白は綺麗なのですが 白ゆえの欠点があって 濃い色が使えない。
それはそれとしての制約と割り切ればいいのですが・・・・・。
                                                   2017-1-23


螺旋―3
                                                  2016-12-20




螺旋ー2
                                                   2016-12-10



螺旋ー1
直線だけで構成されたデザインとして いくつかの 交差線ー2 を
作ってきたが それだけでは 説明できない デザインが 誕生した。
振り返れば そのー2 は 交差ではない

「交差」 「螺旋」 「光跡」 と名付けて 範囲分けをしなくてはならない。

取りあえず  螺旋ー1 を。                                   2016-12-1  



そのー15
交差線は とうとう   15 まで進行


このシリーズは 着物や帯などの 和装品 の刺繍に向いていない。
「針足」と言っている 一針 の  糸の渡り が長すぎるからです。

刺繍での表現技法 としての あくまでも手段。

専用のかっこいい額に入れようとおもっている。
「額装」となると それはそれで 形とか色とか 考えなくてはならないことが幾つもあって・・・・


まだ キャンパスに張ったままにしてあるのです。

何時か 壁面を「交差線」と「光跡」と「螺旋」で気の向くままに展示してみたい。  
                                               2016-11-22          




そのー14
                                                   2016-11-13



そのー13

この紬地も昔々に頂いたもの 何時か何かしたくて大事に残していたもの。
6花の中心n染料で少し色を刺して・・・・好んでする方法ではないが
これも また ありかと。

 直線で構成するでざいんもいろいろ詰めていくと
「交差線」だけでないようになっって
例えば 「光跡」だったり「螺旋」だったりする。
こんご 交差線ー2」  と  「光跡」  と  「螺旋」に
区別しなくてはならなくなった。                               2016-11-6




そのー12

昔 昔に頂いた 紬地 をベースに使って。 
背景の演出もそれなりの課題。                               2016-10ー29




そのー11
「円」だけの 構成
「円」の作り方はいくつもあるのだが
一筋の糸の重なり(交差)で様々な「円」を作り
それで構成する。
中心に 小さな花 を 配置。                                2016-10-23





そのー10
キャンパスは「木製パネルジャケット版」
「 糸一筋 」の 交差で模様を構築
中心に 「刺しぬい」で八重付きの6花 
地色は黒 試作の段階とはいえ少し固まってきた。                     2016-10-16





そのー9
10点目の発表
6角形 になり 七宝 になり  6花 になる。
直線の交差が予期せぬ形に進化する それをある目的をもって 構築する。
線画の内側を刺繍糸で埋め尽くすという今までの 刺繍の概念とは
ほど遠い。
しかし まだまだ  試作の段階。                               2016-10-10




そのー8
「円」と「6角形」の構成
交差線ー2の中で ちょっと お気に入りなのです。                         10月5日




そのー7
糸の重なりでもって「円」を作る。
円形は最も超人的で不思議な形です。
生活の中にはいっぱいある「円」コンパスでしか正確な円は描けないです。
月も地球も星はみんな「まん丸」です。
これがどうしてかいつも不思議に思っているのです。

まん丸は 古代から今日に至るまで 始まりも終わりもない永遠を表す印。
 試行錯誤の末 ここへたどり着くも
まだまだ試作の段階。                                           9月29日






そのー6
久し振りに F-0 のキャンパスを使いました。
「星形」の組み合わせなのですが・・・試作です。                           9月24日




そのー5
そのー4での作図をある目的をもって、重ねると中心の「地空き」が6角形になる。
その時できた「形」を意識的に繋げていき 「3角形」の「地空き」をつくる。
時として  何を刺繍するかでなく どの様な地空きを作るか
それをテーマに それを課題とする時がある。 
いかにして 美しい3角形と6角形 」を作るかそれが問題。                    9月17日





そのー4                                               
生地に転写した「下絵の模様」に沿って色糸を使い「ぬい進める」 
今までの刺繍の、そのような概念ではなく
「糸の重なり」に重きを置いた構成。
                                                   9月12日




「交差線ー2」   そのー3
昭和43年4月に発行された 高橋正人 さんの 「視覚造形の基礎」 を読んでいる。
48年前の本で 長い間 本棚で埃をかぶっていたのだが
数学的形態と現代造形  と言う ここの論文が衝撃的で久し振りに熱くなった。
何回も読んだはずなのに この感動は この衝撃は何なのかと そんなことを考えながらの作図。

 今回の 構築は  三角形
                                                        9月7日



そのー2
直線の移動による放物線の構成は時として「 七宝 」 模様になる
色を使わずあえてモノトーンで。
                                                9月2日



光跡ー1                                                        
ある基点から放たれた2つの光が 出会い すれ違う時
予期せぬ形が生まれます。                                        8月25日



交差線ー2    そのー1
針を出したところから刺したところまでの一筋の糸 を  一針 といいます。
この一針の糸をある秩序に沿って 交差 さすのです。
その時にできた形を構築すると様々な模様になります。
                                                   2016年8月19日



交差線 - 1

18cm×14cm......「F-0」の世界
F-0のキャンバスは葉書より2廻りほど大きい面積です。
そんな小さな空間ですが、生地に下絵の無い自由さは
無限に広がる空間に身を置いているような
開放感があります。

ひと針の糸渡りを意図的に重ね
心のおもむくままに針を進めます。
下絵に添いながら文様をぬい進めるのではない
今までと違った刺繍の作品になればと考えます。